瀬戸内国際芸術祭2025・夏会期に参加してきました!

今年の夏、瀬戸内国際芸術祭2025・夏会期(8月1日~8月31日)に参加してきました。

私が訪れたのは、志度・津田・引田エリア。それぞれの土地に息づく歴史や文化と、現代アートが溶け合う瞬間を感じられる、まさに感性の旅でした。

志度・津田エリア―歴史と自然の中でアートを感じる

まず訪れたのは志度寺や津田の松原。

古くからの歴史と穏やかな風景の中にアート作品が点在しており、歩くたびに新しい発見がありました。

特に印象に残ったのは、平賀源内旧邸で展示されていた作品

「Echoes as Air Flows」です。

この作品は、鑑賞者が吹き込む息や周囲の風に反応するモジュールを並べたインタラクティブ・インスタレーション。

さらに、吹き込んだ息が画面を通して本島など遠隔地の作品に届くネットワーク・インスタレーションとしても構成されていました。

自分の息や風という“目に見えない存在”が、作品を変化させ、遠く離れた場所ともつながっていく。

その様子を目の前で体験していると、まるで自分の呼吸がこの土地と世界を結びつけているような、不思議な感覚に包まれました。

歴史ある場所に、新しい命が吹き込まれる瞬間を感じられる、忘れられない作品でした。

また、旧邸内には薬草園もあり、当時平賀源内が育てていた薬木・薬草が百余種栽培されているところを見ることもできました。

引田エリア―産業と町並みに息づくアート

次に訪れたのは引田エリア。

ここでは、手袋産業に関する資料や昔のミシンなど、地域の産業の歴史を感じる展示が並びます。

また、醤油や酒の醸造で栄えた古い町並みを歩くと、8月の暑さの中にもどこか懐かしい風情が漂っていて、時間がゆっくり流れていくのを感じました。

町全体がまるでひとつのアート作品のようで、歩くこと自体が“鑑賞”になっていました。

芸術の秋も楽しみ!

秋会期も始まっていますが、まだ時間が取れず訪れられていません。

夏の体験が本当に素晴らしかったので、秋会期もぜひ足を運びたいと思っています。

季節が変わることで、作品や風景の印象もまた違って見えるはず。次はどんな出会いがあるのか、とても楽しみです。

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「すべての人に学ぶ楽しさを」という理念のもと、幼児・小・中・高・大学受験・資格試験といった、幅広い教育分野の教材づくりに携わっています。

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