小中学校で情報科目の新規創設
株式会社シー・キューブは、学習参考書や教材を中心に、執筆・編集・データ制作を手がける編集プロダクションです。
「すべての人に学ぶ楽しさを」という理念のもと、幼児・小・中・高・大学受験・資格試験といった幅広い教育分野の教材づくりに携わっています。
近年、私たちを取り巻くデジタル技術は急速に進展し、特にAI技術は、生産、移動、金融、物流、医療、介護、教育など、さまざまな場面で社会実装が進んでいます。これにより、産業構造や労働市場、社会制度や組織など、社会全体が大きく変容しつつあります。
このような情報化社会においては、高い情報リテラシーや「プログラミング的思考」と呼ばれる論理的思考力・問題解決能力を備えた人材の育成が求められています。学校教育においても、高校での「情報I」の必修化など、情報教育の強化が進められています。
2025年5月、文部科学省は、このようなデジタル時代に生きる力を育成するため、小学校で「総合・情報の領域(仮称)」、中学校で「新・技術分野(仮称)」を創設する意向を示しました。
参考資料:中央教育審議会(2025). “質の高い探究的な学びの実現:情報活用能力との一体的な充実” 文部科学省 https://www.mext.go.jp/content/000360892.pdf
小学校段階では、「総合的な学習の時間」において、情報技術の適切な取扱いや特性の基礎的理解などを、探究的な学びと一体的・重点的に学習することが提言されています。具体的には、インターネットでの情報収集、スライドを活用した表現、情報リテラシーの基本的理解、クラウドを用いた共同編集、プログラミングの体験、生成AIの体験などが想定されています。
中学校では、既存の技術・家庭科を2つの教科に分離し、「新・技術分野(仮称)」を創設し、「ものづくり」と実生活・実社会をつなげる探究的な学びの充実が提言されています。メディアの特性理解、情報処理の仕組みやコンピュータの構成、生成AI等の基本的な仕組みの理解、身近な課題を解決するプログラム制作などを盛り込む考えが示されています。
これからのデジタル社会で活躍できる子どもたちを育成するために、社会全体でより一層の取り組みが必要だと、私たちは強く感じています。
シー・キューブでは、情報科やプログラミング教育教材に関するご依頼をお待ちしております。
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